先住猫が食べなくなる原因と改善策

食事

「新入り猫を迎えてから、先住猫がごはんを食べなくなった…」
「元気はあるのに、食欲だけ落ちるのはなぜ?」

多頭飼いで意外と多いのが、
“先住猫だけが食べなくなる” というトラブルです。

猫は環境の変化に敏感なため、
新入り猫の存在がストレスや不安となり、
●食欲が落ちる
●ごはんに集中できない
●見張られている気がして食べない
などの行動が現れます。

しかし、これは先住猫が悪いわけではなく、
心のバランスが大きく揺れたことによる自然な反応です。

この記事では、
**先住猫が食べなくなる原因** と
**今日からできる改善策** を
わかりやすく解説します。

放置すると体調不良につながるため、早めの対処が大切です。

先住猫が食べなくなる主な原因

新入り猫がストレスになっている

先住猫は、突然現れた新入りに対して
●縄張りを脅かされた感覚
●生活が乱れる不安
●飼い主を取られたような気持ち
を抱きやすいです。

このストレスで一時的に食欲が落ちることがあります。

食事中に見張られている・邪魔される

新入りが近づいてくると、
先住猫は落ち着いて食事ができず → 食べない原因に。

特に食事のスピードが遅い猫は影響を受けやすいです。

“序列の変化”を感じて萎縮している

新入りが強気なタイプ・子猫で元気すぎるタイプだと
先住猫が押されてしまい、食事中も不安になります。

新入り猫への配慮で飼い主の関心が薄く見える

先住猫は飼い主の変化に敏感。
新入りに手をかけすぎると、寂しさから食欲低下につながることがあります。

食事環境が変わってしまった

●食器の位置変更
●音や気配が増えた
などの小さな変化でも“食べない”につながることがあります。

元々の性格が慎重・神経質

臆病なタイプほど、食事中に少しでも不安を感じると手を止めてしまいます。

先住猫が食べなくなったときの改善策

食事場所を“完全に別空間”にする

最も効果が高い方法が 物理的に距離を取ること。

・別の部屋
・ケージ内
・ドアの向こう側

身の安全が確保されることで、安心して食べられるようになります。

食事中は新入り猫と隔離する

先住猫が食べ終わるまで、
新入り猫をケージ・別室に入れておくと安心。

食事の高さ・場所を変える(上下分離)

先住猫を高い場所に、新入りを床側にするなど
“視界を遮る工夫” が効果的。

先住猫を優先して構う時間をしっかり作る

・声かけ
・撫でる
・遊びの時間

すべて 先住猫を優先すること が、多頭飼い成功の基本です。

新入りとの接触ステップを見直す

仲良くできていないのに同室で食べさせるのはNG。
におい慣れ → 姿慣れ → 短時間対面 という段階を丁寧に。

よく食べる“好きなフード”を活用する

食欲が一時的に落ちているだけなら
●ウェットフード
●ちゅ〜る少量
●スープタイプ
などで刺激を与えるのも有効。

自動給餌機を使うのも効果的

人の気配より“機械の一定ペース”の方が落ち着く猫もいます。

先住猫が食べなくなることで起こるリスク

体重減少・栄養不足

少しの期間でも、食欲低下は大きな負担になります。

ストレスによる胃腸トラブル

嘔吐や下痢が続くことも。

脂肪肝(肝リピドーシス)の危険

猫が 24時間以上ほとんど食べない のは非常に危険です。
特に太り気味の猫はリスクが高まります。

病院へ行くべき危険サイン

24時間以上ほぼ食べない

命に関わる可能性あり。

● 嘔吐が続く・ぐったりしている

● 下痢・血便などの消化器症状を伴う

● シニア猫の食欲低下

早めの受診が安全です。

まとめ|先住猫の“安心できる食事環境”を整えることが最優先

先住猫が食べなくなるのは、新入り猫への不安や環境の変化が原因であることが多いです。

● 別室・隔離で落ち着いて食べさせる
● 食事中は新入りを遠ざける
● 先住猫を優先して関わる
● 好きなフードで食欲を刺激
● 徐々に距離を縮める

これらを徹底すれば、多くの場合は数日〜数週間で食欲が戻ります。

大切なのは「先住猫が安心して食べられる環境」を作ること。
焦らず、猫の心のペースに寄り添っていきましょう。

◆最後に…
猫の「食事」に関する悩みは、フードの種類や与え方、 年齢や体調の変化、生活環境などが影響していることが少なくありません。

猫の様子をよく観察しながら、無理のない範囲でフードの見直しや食事環境の改善を行うことで、食欲や体調が安定してくるケースも多いです。

食欲不振が続く場合や急な体重変化が見られるときは、 自己判断せず、早めに動物病院へ相談するようにしましょう。
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