「昨日まで普通に食べていたのに、急にごはんを食べなくなった…」
猫の“急な食欲低下”は、実はとても重要なサインです。
ただの気まぐれのこともありますが、
中には **命に関わる病気の初期症状** であるケースも少なくありません。
特に猫は体調不良を隠す習性があるため、
食欲の変化は早期発見につながる貴重な手がかりです。
この記事では、
●急に食べなくなるときに疑うべき病気
●危険な症状の見分け方
●病院へ行くべき具体的な目安
●家庭でできる応急的な対応
をわかりやすくまとめました。
「様子をみて大丈夫?」と迷ったとき、判断に役立つ内容です。
急な食欲低下で疑うべき主な病気
胃腸炎(急性)
ウイルス性・細菌性・ストレス性など原因はさまざま。
食欲低下のほか、
●嘔吐
●下痢
●元気のなさ
を伴いやすいです。
膵炎
非常に多いが見逃されやすい病気。
主な症状:
●食べない
●元気がない
●嘔吐
●うずくまる
早期治療が重要。
腎臓病
特にシニア猫は要注意。
急に食べなくなる・水をよく飲む・尿量の変化が見られます。
尿路閉塞(オス猫に多い)
命に直結する緊急疾患。
以下の症状があれば即病院へ:
●トイレに行くが出ない
●苦しそう
●食べない
●鳴く/落ち着かない
口内トラブル(口内炎・歯痛)
食べたいのに痛くて食べられないパターン。
ヨダレ・口臭・片側だけで噛むなどの症状も。
異物誤飲(ひも・輪ゴム・おもちゃ)
食欲低下は異物閉塞の最初のサインでもあります。
嘔吐や腹痛を伴うことが多い。
呼吸器の病気(風邪・肺炎)
鼻が詰まると匂いが分からず食欲低下に。
甲状腺機能亢進症(主にシニア猫)
通常は“食欲増加”ですが、後期には疲れて食べなくなることも。
心因性ストレス
●引っ越し
●新入り猫
●来客
●騒音
環境の変化に敏感な猫では食欲低下が起きやすいです。
家庭で判断できる“危険な食欲低下”の特徴
24時間以上ほとんど食べない
猫は絶食に弱く、肝リピドーシスの危険があります。
水も飲まない/少ししか飲まない
脱水は急激に悪化するため危険。
嘔吐を繰り返す
膵炎・胃腸炎・閉塞など命に関わる病気の可能性。
ぐったりしている・動かない
深刻な症状であり、即受診が必要。
トイレに何度も行くのに尿が出ない
尿路閉塞の緊急サイン。
呼吸が早い・苦しそう
心臓・肺の病気、痛みなどが関係。
病院へ行くべき目安(迷ったら受診推奨)
【即受診が必要】
● 24時間以上ほぼ食べない
● 嘔吐が止まらない
● 水を飲まない
● トイレでふんばるのに尿が出ない
● 血便・黒い便
● ぐったり・震えている
● お腹を触ると痛がる
【当日〜翌日以内に受診すべき】
● わずかしか食べない日が続く
● 元気や遊ぶ量が減っている
● 発熱がある
● 咳・くしゃみが改善しない
【数日様子を見ても良いケース】
● 新しい環境・新入り猫に慣れていない
● 軽度のストレスが原因と明らか
● 好きなフードなら少し食べる
※ただし改善しなければ必ず受診。
家庭でできる応急的な対処法
香りを強める(温める・ウェット併用)
別室で落ち着いて食べられる環境を作る
お気に入りのフード・スープタイプを使う
多頭飼いの場合は“横取り防止”を徹底する
脱水に注意して水分補給をサポート
ウェットフード・ぬるま湯・スープなど。
食欲低下が命に関わる理由
肝リピドーシス(脂肪肝)のリスク
特に太り気味の猫が“絶食状態”になると発症リスクが高い。
胃腸の動きが低下し、さらに食べられなくなる
病気の悪化を早める可能性
まとめ|「食べない」は猫からのSOS。早めの判断が命を守る
猫の急な食欲低下は、軽度のストレスから重い病気までさまざまな原因があります。
● 胃腸炎
● 膵炎
● 腎臓病
● 尿路閉塞
● 口内炎
● 異物誤飲
など命に関わる病気が隠れていることも多いため、注意が必要です。
特に、
・24時間以上食べない
・嘔吐が続く
・ぐったりしている
・尿が出ない
これらは緊急サインです。
迷った時は「念のため受診」が安全。
早期発見は猫の命を守る最大の武器になります。
