猫がキッチンや棚に乗るのをやめさせる方法

しつけ

「気づくとキッチンに乗っている…」
「棚の上のものを落とされて困っている」
——こんな悩みを抱える飼い主さんはとても多いはず。

猫が高い場所に乗るのは、
● 高いところが好き
● 安全確認(見晴らしの良い場所)
● 退屈している
● キッチンに匂いの誘惑がある
といった“猫の本能”が強く関係しています。

つまり、叱っても意味がなく、
逆に猫のストレスになるだけ。

大切なのは、
**「乗ってほしくない場所」と「乗ってもいい場所」を明確に分けること。**

この記事では、
● 猫がキッチンや棚に乗る理由
● やめさせるための正しい対処
● 今日からできる環境改善
● 絶対にやってはいけないNG行動
をわかりやすくまとめました。

安全で快適な部屋づくりで、いたずらを防ぎましょう。

猫がキッチンや棚に乗りたがる理由

1. 高い場所が好き(本能)

猫は高所を “安全な場所” と判断します。
棚やキッチンは見晴らしが良く、魅力的に感じる。

2. 匂いや食べ物に惹かれる

キッチンは食べ物の匂いが常にあり、猫の好奇心を刺激する。

3. 退屈して刺激を求めている

遊び不足・環境の単調さから、
「新しい場所を探す=乗る」ことにつながる。

4. 飼い主の注意を引きたい

乗る → 叱られる → 飼い主が反応する
この流れで行動が強化されることも。

5. キャットタワーが不足している

高い場所を求めて“代わりにキッチンへ”乗ってしまう。

やめさせるための正しいアプローチ

1. キッチンに魅力を残さない

● 食べ物は必ず片づける

匂いだけでも興味を引いてしまう。

● シンクに食器を置かない

猫は食べ残しを探す習性がある。

● 生ゴミを密閉

匂いを遮断するだけで乗る回数が減る。

2. 代わりの“高い場所”を用意する

最も重要なポイント。

● キャットタワー
● 窓際の棚
● 壁に取り付けるキャットステップ

→ 「乗ってもいい高所」を用意すると自然とそちらへ移動。

3. キャットタワーを“最高のスポット”にする

● 日当たりの良い位置に置く
● 窓が見える場所にする
● ベッドや毛布を置く

キッチンより魅力的な場所にすれば勝手に乗らなくなる。

4. キッチン・棚に乗っても“叱らない”

叱っても行動は変わらず、
むしろ構ってもらえると学習することも。

→ 無視して、そっと下ろすだけでOK。

5. 乗られたくない場所は物理的に対策する

● キッチンには立ち入り防止ゲート
● 棚の上に物を置かない
● 滑りやすいマットを敷く(猫が嫌がる)

※安全に配慮して使用

物理的な対策は効果が高い。

6. 遊びと運動をしっかり与える

遊び不足の猫ほど“高い場所探索”をしたがる。

● 毎日10〜15分狩猟遊び
● 一人遊びおもちゃを設置
● 高さのある運動スポットを用意

遊びを増やすと乗る回数が大幅に減少。

キッチン・棚に乗る行動を減らす環境づくり

1. キッチンの匂いを消す工夫

食べ物の匂いが残ると何度でも登る。

2. 棚のレイアウトを変える

段々に物が置かれていると“階段感覚”で登りやすい。

3. キャットタワーを複数設置する

多頭飼いでは取り合いが起きるため、数を増やすと行動が落ち着く。

絶対にやってはいけないNG対応

1. 大声で叱る・スプレーで水をかける

猫が怯えるだけで効果なし。
信頼関係が壊れることも。

2. 叩いて下ろす・強く引っ張る

怪我の危険があり絶対NG。

3. キッチンを“罰の場所”にする

恐怖でストレスが溜まり、別の問題行動が増える。

まとめ|叱るより“環境づくり”が成功の鍵

猫がキッチンや棚に乗るのは、本能と好奇心が原因で、
叱っても改善しません。

【やめさせるポイント】
・キッチンの魅力(匂い・食べ物)を消す
・キャットタワーなど“代わりの高い場所”を用意
・物理的に乗れない工夫をする
・遊びでストレスとエネルギーを発散
・叱らず、静かに対応する

これらを組み合わせることで、自然と乗らなくなっていきます。

猫にとっても飼い主にとっても安全で快適な環境づくりを目指しましょう。

◆最後に…
猫の「しつけ」に関するトラブルは、環境の変化や飼い主との関わり方、猫自身の性格などが影響しているケースが少なくありません。

一つひとつの原因を見直し、猫の気持ちに寄り添った対応を続けることで、行動が落ち着いてくることも多いです。

無理に叱ったり矯正しようとせず、改善が見られない場合や不安が強いときは、獣医師や行動学に詳しい専門家へ相談することも検討してみてください。
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