「物を落とす」「夜に走り回る」「急に噛んでくる」
——猫の“いたずら”に困っていませんか?
実はそのほとんどは「悪いこと」ではなく、
● 遊びたい
● ストレスがたまっている
● 気を引きたい
● 本能を満たしたい
といった、猫からのメッセージです。
叱っても改善しないどころか、
ストレスでさらに悪化してしまうことも。
この記事では、
● 猫がいたずらをする本当の理由
● 行動別の対処方法
● やさしくやめさせる環境づくり
● 絶対にやってはいけないNG行動
を初心者にもわかりやすくまとめています。
今日からできる工夫で、
いたずらがグッと減り、猫との暮らしがもっと快適になります。
猫がいたずらをする“本当の理由”
1. 遊び足りない(最も多い理由)
走り回る・物を落とす・噛む ——
これらは「エネルギーが余っているサイン」。
特に若い猫・子猫は、十分に遊んで発散しないといたずらが増える。
2. 退屈して刺激を求めている
室内飼いの猫は刺激が少なく、
暇つぶしにいたずらを始めることが多い。
3. 飼い主の注意を引きたい
物を落とす → 飼い主が反応する → “構ってもらえた”と学習
これで癖になることがある。
4. ストレスがたまっている
● 引っ越し
● 騒音
● 多頭飼いのストレス
● トイレの問題
など、環境ストレスが行動に影響する。
5. 本能行動(狩り・登る・噛む)
猫は獲物を落として確認したり、
噛む・追いかける行動は本能によるもの。
6. 体調不良が隠れている場合も
急に噛む・走り回る行動が増えた場合、
痛みや不安を紛らわせている可能性もある。
行動別|やさしくやめさせる具体的な方法
★【1】物を落とす場合
原因
・好奇心
・退屈
・飼い主へのアピール
対策
● 棚の上をスッキリ片付ける
● わざと落としたくなるものを置かない
● “落としていいおもちゃ”を与える
(ボール・軽いおもちゃなど)
● 反応しない(無視する)
→ 注目されないと理解して自然と減る。
★【2】走り回る(夜の大運動会)
原因
・遊び不足
・エネルギーが余っている
・薄明薄暮性(朝夕が活発)
対策
● 就寝前に10〜15分の狩猟遊び
● キャットタワーで運動量アップ
● 昼間は窓辺やおもちゃで刺激を増やす
→ 運動量が増えると夜中の走り回りが大幅に減る。
★【3】噛む(噛み癖)
原因
・遊び不足
・興奮
・歯のむずむず(子猫)
・ストレス
・要求行動
対策
● 手で遊ばず、おもちゃを使う
● 噛んだら遊びを中断する(最も効果的)
● 噛んで良いおもちゃを与える
● 過度に興奮させすぎない
→ 「噛む=楽しいことが終わる」と学習して自然と減る。
★【4】キッチンや棚に乗る
原因
・高い場所が好き(本能)
・食べ物や匂いが魅力的
・退屈・ストレス
対策
● キャットタワーや窓際に“乗っていい高い場所”を作る
● 食べ物を出しっぱなしにしない
● キッチンには立ち入り防止ゲートも有効
→ “ダメな場所”ではなく“OKな場所”を増やすのがポイント。
猫のいたずらを減らす“環境づくり”
1. キャットタワー・ステップで高い場所を確保
猫の本能を満たせる場所があると、
ダメな場所に乗る回数が激減。
2. 一人遊びおもちゃを置く
● けりぐるみ
● ボール
● 知育玩具
退屈対策に最適。
3. 1日2回の運動タイムを作る
朝・夕の遊びは猫の生活リズムにぴったり。
4. トイレ・ごはん・寝床を整える
生活環境が整うとストレス行動が減る。
5. 多頭飼いなら「逃げ場」を複数作る
猫同士のストレスがいたずらにつながることも。
絶対にやってはいけないNG対応
1. 大声で叱る・叩く
猫は理由を理解できず、恐怖とストレスだけが増える。
2. 罰として閉じ込める
余計に不安・ストレスが増えて悪化する。
3. 手を叩いて追い払う
信頼関係が壊れ、別の問題行動が生まれる。
4. いたずらした物を見せて叱る
猫は“何に対して叱られたのか”理解できない。
まとめ|いたずらは“困らせたい”のではなく“理由があるサイン”
猫がいたずらをするのは、
● 遊び不足
● 退屈
● ストレス
● 注意を引きたい
● 本能
など、必ず理由があります。
【やさしくやめさせるポイント】
・叱らない
・遊びと運動を増やす
・環境を整える
・代わりの行動(OK行動)を用意する
・無視と褒めの使い分け
行動には必ず原因があり、
正しい対処をすれば必ず改善します。
猫にも飼い主にも優しい方法で、
いたずらの少ない快適な生活を作ってあげてください。
