新しい家に慣れないときに見られるサインと安心させる方法

環境・ストレス

引っ越しや部屋の移動など、環境が大きく変わると猫は強いストレスを感じます。

「隠れて出てこない」
「夜に鳴くようになった」
「食欲が落ちた」
——こんな変化が見られるなら、新しい家にまだ慣れていないサイン。

猫は本来“縄張りを大切にする生き物”のため、
住環境の変化は犬以上にストレスになりやすいのです。

しかし、正しいサポートをすれば数日〜数週間で安心して過ごせるようになります。

この記事では、
● 新しい家に慣れないときに見られるサイン
● 猫の心理
● 安心させるためのステップ
● 引っ越し時にやるべき環境づくり
● 絶対に避けたいNG行動
を分かりやすくまとめています。

猫が新しい生活にスムーズに馴染めるよう、やさしくサポートしてあげましょう。

新しい家に慣れていないときに見られるサイン

1. 隠れて出てこない

引っ越し直後に多い。
押し入れ、家具の裏など“狭い場所”に籠もるのは不安の証拠。

2. 食欲が落ちる

ストレスが強いと、食べる気力が低下する。

3. 夜鳴きが増える

不安・孤独・環境の変化から夜に鳴くことが増える。

4. トイレの失敗が増える

● トイレの場所に慣れていない
● ストレスで落ち着けない
などが原因。

5. 過剰なグルーミング

自分を落ち着かせるために舐めすぎてしまうことも。

6. 威嚇・警戒が増える

知らない匂いや音に緊張して、防衛モードになっている。

猫の心理|新しい家が怖いとき猫はどう感じている?

1. 「ここは安全な場所なの?」という不安

縄張りが急に変わると、猫はまず安全確認をしようとする。

2. 匂いが自分のものではなく落ち着かない

猫は嗅覚が敏感。
新居の匂いになれるまで時間がかかる。

3. 予測不能な音が怖い

引っ越し初期は外の音・家電の音にも敏感。

4. 飼い主の不安も伝わりやすい

飼い主がバタバタしていると猫も落ち着かなくなる。

新しい家で安心させる方法(ステップ式)

Step1:最初の数日は“1部屋だけ”で過ごさせる

広い空間は猫にとって不安要素が多い。
まずは安全な1部屋を“仮の縄張り”にする。

● ベッド
● ごはん・水
● トイレ
● 隠れ場所
● お気に入りの毛布やおもちゃ

この部屋が安心の拠点になる。

Step2:匂いづけができるようにする

猫が安心する最大のポイントは「自分の匂い」。

● タオルや毛布を置く
● 家具に体をすりすりできる環境にする

これにより、新しい家を“自分の場所”だと認識し始める。

Step3:落ち着いてきたら行動範囲を広げる

突然全ての部屋に出すのではなく、
1部屋 → 2部屋 → 全体
の順に徐々に解放。

Step4:飼い主がそばにいる時間を作る

軽く話しかけたり、静かにそばに座るだけでも安心する。

Step5:遊びを通してリラックスさせる

短い遊び時間でストレスを中和。
狩猟遊びは特に効果が高い。

Step6:フェロモン製品で環境をサポート

フェリウェイなどは引っ越し時に効果的。
緊張を和らげ、新居に馴染みやすくなる。

引っ越し直後にやってはいけないNG行動

1. 無理に家中を歩かせようとする

広すぎて逆に不安が強まり、隠れる時間が長くなる。

2. 大きな声・大きな音を出す

ただでさえ敏感な時期なので驚かせるのはNG。

3. 無理に抱っこやスキンシップをする

猫が落ち着く前に触りすぎると逆効果。

4. トイレやごはんの場所を何度も変える

場所が変わると混乱してトイレ失敗につながる。

病院へ行くべきサイン

1. 24時間以上、ごはんをまったく食べない

2. 元気がなく、動かない

3. 下痢・嘔吐が続く

4. 何日も隠れ続けて出てこない

これらはストレス以外の病気が関係している可能性がある。

まとめ|新しい家に慣れるには“時間と安心感”が重要

猫は環境の変化に敏感で、新しい家では不安が大きくなりがちです。

【よくあるサイン】
・隠れる
・食欲が落ちる
・夜鳴き
・警戒する
・トイレの失敗

【安心させるポイント】
・まずは1部屋で過ごさせる
・匂いがつく環境にする
・徐々に行動範囲を広げる
・静かで落ち着いた時間を作る
・フェロモン製品でサポート

時間をかければ、多くの猫は必ず新しい家に慣れていきます。

焦らず、猫のペースに合わせて安心できる環境を整えてあげましょう。

◆最後に…
猫のストレスや落ち着きのなさは、生活環境の変化や音・におい、飼い主との関わり方など、さまざまな要因が影響していることがあります。

猫が安心して過ごせる環境を整え、無理のない距離感で接することで、少しずつ行動が落ち着いてくるケースも多いです。

急な行動の変化が続く場合や強い不安が見られるときは、 環境を見直すだけでなく、獣医師や専門家へ相談することも検討してみてください。
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