「引っ越したら隠れて出てこなくなった」
「家具を動かしただけなのに落ち着かない」
「模様替え後に夜鳴きが増えた…」
猫は“環境の変化”にとても敏感な動物です。
引っ越しや模様替えは、猫にとって縄張りが大きく揺らぐ出来事。
そのため強い不安やストレスを感じ、普段とは違う行動が出やすくなります。
・隠れる
・食欲が落ちる
・粗相する
・夜鳴き
・そわそわ落ち着かない
・攻撃的になる
これらは環境ストレスの典型的なサインです。
この記事では、
● 猫が引っ越しや模様替えでストレスを感じる理由
● 起こりやすい行動変化
● 新しい環境にスムーズに慣れさせる5つのステップ
● ストレスを最小限にする環境づくり
● 受診が必要な危険サイン
をわかりやすく解説します。
猫が安心して新生活を過ごせるよう、正しいサポート方法を知っておきましょう。
猫が引っ越しや模様替えでストレスを感じる理由
1. 縄張りが突然変わるため
猫にとって家は「安全な縄張り」。
場所や家具の配置が変わるだけで不安が大きくなる。
2. 匂いが変わり安心できない
猫は“匂い”で落ち着きを感じる動物。
新居や模様替えで匂いが変化すると不安定になりやすい。
3. 予測できない環境に警戒してしまう
家具の位置、光の差し込み、生活動線の変化など、
「いつもと違う」ことがストレスの原因に。
4. 車移動など引っ越し自体のストレス
キャリー移動・騒音・温度変化なども恐怖となる。
5. 新しい家具や物音に敏感に反応する
視覚・聴覚が優れているため、変化が負担になりやすい。
引っ越し・模様替え後に起きやすい行動変化
● 隠れて出てこなくなる
安全確認ができるまで出てこないことが多い。
● そわそわ歩き回る・落ち着かない
● 夜鳴きが増える
● 食欲不振
● 粗相・トイレの失敗が増える
● 多頭飼いなら猫同士の衝突が増える
いずれも短期的なら正常な反応。
ただし長期化する場合は要ケア。
新しい環境に慣れさせる5つのステップ
★STEP1:まずは“1部屋だけ”を安全基地にする
● ごはん・水・トイレ・ベッドを1部屋に集める
広い空間は不安を強めるためNG。
● 隠れ家(キャリー・箱・押し入れ)を用意
★STEP2:匂いづけで安心感を作る
● 愛用タオル・毛布を置く
● 家具に“においこすり”できるよう配置する
● フェロモン製剤(フェリウェイ)を併用
環境ストレスにとても効果的。
★STEP3:慣れたら行動範囲を少しずつ広げる
● 1部屋 → 2部屋 → 家全体の順
● 無理に誘導しない
猫が自分のペースで探索するのがベスト。
★STEP4:遊びとスキンシップで安心感を強化する
● 10〜15分の遊びで不安解消
● 優しく声をかける・撫でる
引っ越し・模様替え後は心が不安定になりやすい時期。
★STEP5:音・光・動線を猫好みに整える
● 騒音はカーテンや防音シートで軽減
● 移動しやすい家具配置(逃げ道を作る)
● 高い場所(棚・キャットタワー)を確保
安心できる環境ほどストレスが減る。
ストレスを最小限にする追加の工夫
● 古いトイレ・ベッドはそのまま使うと安心感UP
● 来客は控えめに(1〜2週間)
● 温度・湿度を一定に保つ
● 多頭飼いなら距離を調整する
受診が必要な危険サイン
● 24時間以上ごはんを食べない
● 血尿・頻尿(ストレス性膀胱炎の疑い)
● 何日も隠れ続けて出てこない
● 下痢・嘔吐が続く
強いストレスは病気を引き起こすことがあります。
まとめ|引っ越しや模様替えは大きなストレス。正しいステップで安心を取り戻せる
猫が引っ越しや模様替えでストレスを感じる理由は、
・縄張りの変化
・匂いが変わる不安
・予測不能な環境
などが大きく関係します。
【慣れさせる5つのステップ】
1. まずは1部屋で“安全基地”づくり
2. 匂いで安心感を作る
3. 少しずつ行動範囲を広げる
4. 遊びとスキンシップで信頼を深める
5. 音・光・動線を猫好みに整える
これらを丁寧に行えば、多くの猫は徐々に新しい家に慣れていきます。
猫のペースを尊重しながら、安心できる環境づくりをしてあげてくださいね。
