「新入り猫を構うと、先住猫が怒る…」
「他の猫を撫でると割り込んでくる」
「最近、粗相やいたずらが増えた気がする」
猫にも“嫉妬”があります。
多頭飼いでは、飼い主の attention(関心)をめぐって
先住猫・新入り猫の間に感情のすれ違いが生まれることがあります。
嫉妬は、愛情を奪われる不安から生まれるため、
放っておくとストレス性の行動や体調不良に発展することも。
この記事では、
● 猫が嫉妬するときの行動サイン
● なぜ多頭飼いで嫉妬が起きるのか
● 嫉妬を悪化させないための正しい対処
● 2匹以上でも安心できる環境づくり
● やってはいけないNG対応
をわかりやすくまとめて解説します。
猫たちが安心して過ごせる“心の距離の取り方”を知りましょう。
猫が嫉妬するとどうなる?代表的なサイン
1. 割り込み・横取り行動
他の猫を撫でていると間に入る/膝に強引に乗ってくる。
もっと構ってほしいサイン。
2. 威嚇・うなり声が増える
「その子に近づかないで!」というアピール。
—
3. 粗相・トイレ以外で排泄する
強い不安・ストレスが原因で起こる嫉妬行動の代表例。
—
4. 過剰な甘えやスリスリが増える
飼い主を独占したい気持ちの表れ。
—
5. 逆に距離を取る・隠れる
「自分は大切にされていないのかも」と感じている状態。
—
6. 物を落とす・いたずらが増える
注目を引きたくて行動がエスカレートすることも。
—
—
なぜ多頭飼いで嫉妬が起きるのか?
—
1. 先住猫は“自分の環境が奪われた”と感じる
飼い主との関係が変わったと感じると不安になる。
—
2. 飼い主の愛情が分散するため
愛情の“相対的な減少”は猫にとって大きなストレス。
—
3. 性格の違いで誤解が生まれる
甘えん坊の子は得をしやすく、控えめな子が嫉妬しやすい。
—
4. 縄張り意識による対抗心
居場所・ごはん・寝る場所など“資源競争”も関係。
—
—
嫉妬した猫への正しい対処法
—
★1. 先住猫を最優先に構う
● 挨拶・ごはん・撫でる順番は先住猫から
安心感が戻り、嫉妬が緩和される。
—
★2. 同じように愛情をかける(平等ではなく“公平”に)
● 性格に合わせて時間配分を調整
控えめな子には静かなスキンシップ、
甘えん坊には短時間でも満足させる触れ合いを。
—
★3. 飼い主を独占できる時間をつくる
● 部屋を分けて1匹ずつ特別タイム
● 寝る前の撫でタイムなど、安定した習慣を作る
—
★4. 生活スペースを分け、安心できる場所を作る
● 高い場所(キャットタワー)を複数
● 隠れ家・個室を各猫に1つ以上
物理的な距離が“心の距離”にも余裕を作る。
—
★5. ごはん・トイレは完全に別にする
● 資源の奪い合いは嫉妬悪化の最大要因
● トイレは猫数+1以上
—
★6. フェリウェイなどフェロモンで不安を軽減
● 多頭飼いのストレス緩和に効果的
—
—
嫉妬がひどいときに見直すべきポイント
—
● 新入り猫のテンションが高すぎないか?
→ 遊びの調整が必要。
● 先住猫のケアが不足していないか?
● 高さ・隠れ家の数は足りているか?
● ごはんを横取りされていないか?
—
—
絶対にやってはいけないNG対応
—
● 嫉妬している猫を叱る
不安が悪化し、関係がさらにこじれる。
—
● 「仲良くしなさい!」と無理に接触させる
余計に嫌悪感が強くなる。
—
● 嫉妬している猫を放置する
粗相・攻撃・体調不良につながる危険。
—
● 新入り猫ばかり構う
先住猫の心が壊れやすい。
—
—
まとめ|嫉妬は“愛情を確かめたい気持ち”のサイン
多頭飼いで猫が嫉妬するのは、
・飼い主の愛情が取られたように感じる
・生活環境が変わった
・資源(ごはん・居場所)の競争がある
という自然な気持ちから起こる行動です。
【正しい対処のポイント】
1. 先住猫を最優先に
2. 愛情のかけ方を猫それぞれに合わせる
3. 個別時間をつくる
4. 居場所・ごはん・トイレを分ける
5. フェロモンで不安をやわらげる
嫉妬は“悪い行動”ではなく
「もっと安心したい、もっと愛情がほしい」という心のサイン。
ひとつひとつ丁寧に対応すれば、
多頭飼いでも穏やかで楽しい関係を築くことができます。
