「新入り猫を迎えてから、先住猫がごはんを食べなくなった」
「食事の時間になると隠れてしまう」
「大好きだったフードにも興味を示さない…」
多頭飼いでよく起きるのが、
**先住猫が食欲を失ってしまう問題** です。
新入り猫が来たことで生活環境が変わり、
・ストレス
・嫉妬
・縄張り意識
・食事場所の不安
などが重なって、心が落ち着かなくなってしまうのが大きな原因です。
放置すると、体力低下・脱水・病気の悪化につながるため、
できるだけ早く原因を見つけ、安心して食べられる環境に整えてあげることが大切です。
この記事では、
● 先住猫が食べなくなる主な原因
● 行動からわかるストレスサイン
● 改善するための環境づくり
● 食欲を戻すためにできる工夫
● 病院を受診すべきケース
をやさしく、わかりやすく解説します。
先住猫が食べなくなる主な原因
1. 新入り猫によるストレス
突然現れた相手に縄張りを脅かされたと感じ、
安心して食事ができなくなる。
2. ごはん場所が近すぎて落ち着かない
視界に入るだけでストレスになる場合も。
3. 食事の時間に追いかけられる・横取りされる
「食事=不安」と学習してしまう。
4. 嫉妬し、飼い主の注意を引きたい
かまってほしい気持ちが強く、食べなくなることもある。
5. 環境変化による警戒心(引っ越し・模様替え)
6. もともと神経質な性格
少しの変化でも食欲が落ちやすい。
7. 病気の可能性(特に急激な食欲低下)
ストレスと見分けにくいので注意が必要。
行動からわかる“食べないサイン”とストレス反応
● 食事の時間に隠れる
→ 食事そのものが不安の対象に。
● ごはんの前に座るが食べない
→ 興味はあるが安心できていない。
● ごはんを口に入れてもすぐ離れる
→ 周囲の気配に敏感になっている。
● 新入り猫が近づくと緊張する
→ 根本原因が「距離の近さ」である可能性大。
食べなくなった先住猫のための改善方法
★1. ごはん場所を完全に分ける(最重要)
● 別室にする ● ドアを閉める ● 高低差のある場所に置く
安心して食べられる環境を作ることが最優先。
★2. 先住猫の安心スペースを優先的に確保
● 隠れ家・高い場所を増やす
● 先住猫だけが使える場所を作る
自分の縄張りを再確認できて落ち着く。
★3. 新入り猫を一時的に距離をとる
● ごはんの時間だけ隔離する ● 視界に入らない距離で食べさせる
これだけで食欲が戻るケースは多い。
★4. 食べやすいフードに変更して不安を減らす
● 香りが強いフード ● ウェットフード ● ぬるま湯で香りを立てる
ストレスで落ちた食欲を戻すきっかけに。
★5. スキンシップと遊びで安心感をプラス
● 食事の前にやさしく撫でる ● 少し遊んで気持ちを落ち着かせる
先住猫への“特別感”がストレス緩和に役立つ。
★6. フェロモン製剤(フェリウェイ)を併用
新入り猫・先住猫どちらにも効果的で、
食事ストレスが軽減する。
★7. 導入ステップを見直す(匂い→音→姿)
距離が近すぎると食欲は戻らないため、
導入を戻すのも有効。
食べなくなる問題が続くときの追加チェック
● 横取りされていないか?
● 食べているとき新入り猫に見られていないか?
● 環境音(工事・来客)が影響していないか?
● トイレ問題が起きていないか?
食事ストレスと他のストレスは関連しやすい。
受診を検討すべきケース
● 24時間以上ごはんを食べない
● 嘔吐・下痢・脱水がある
● 急激な体重減少
● もともと病気がある猫
特に肝リピドーシス(脂肪肝)は命に関わるため注意。
まとめ|先住猫が安心して食べられる環境を整えることが最優先
先住猫が食べなくなる理由は、
・新入り猫への不安
・縄張り意識の揺らぎ
・嫉妬
・ごはん場所の問題
・横取りリスク
など“環境ストレス”がほとんどです。
【改善方法のポイント】
1. ごはん場所をしっかり分ける
2. 先住猫の安心エリアを優先
3. 新入り猫と距離を置く
4. 食べやすいフードで食欲サポート
5. スキンシップで安心感
6. フェロモンでストレス軽減
環境を整えるだけで食欲が戻るケースは多く、
先住猫の気持ちが落ち着けば、
多頭飼いはもっと楽しく、穏やかなものになります。
先住猫の心に寄り添いながら、
無理のないペースで関係づくりを進めていきましょう。
