「追いかけ合っているけど、これって遊び?」
「噛んだり飛びかかったりして怖い…」
「どこからが本気のケンカなの?」
多頭飼いの飼い主さんが最も悩むのが、
**じゃれ合い(遊び)と本気のケンカの違い** です。
一見激しいように見えても遊びのこともあれば、
ストレスや縄張り争いから“本気の攻撃”が出ている場合もあります。
正しく見分けられないと、
・関係悪化
・ケガ
・ストレスによる体調不良
につながることもあるため、判断ポイントを知っておくことが重要です。
この記事では、
● じゃれ合いの特徴
● 本気のケンカの特徴
● 見分けるためのチェックポイント
● ケンカを防ぐための環境づくり
● 対処が必要なケース
をわかりやすく解説します。
【まずは結論】じゃれ合いと本気のケンカの違い
じゃれ合い(遊び)の特徴
● 声がほとんど出ない
● 交互に攻守が入れ替わる
● 爪を出していない
● 噛みつきは“甘噛み”で止める
● シッポがふわっとしている(興奮しすぎていない)
● 途中で休憩したり、毛づくろいしたりする
● 終わった後に一緒に寝る・寄り添うことも
→ 対人間的に激しく見えても、猫同士は楽しんでいる状態。
本気のケンカの特徴
● シャーッ・ウーッ・ギャーッなど大きな声
● 一方が一方を一方的に攻撃
● 爪を立てる・本気で噛む
● 体を膨らませ、尻尾が太くなる
● 目を見開いて緊張し続けている
● 相手を追い詰め、逃げ場をなくす
● 終わった後も距離を置き続ける
→ 危険度が高く、すぐに介入が必要。
じゃれ合いかケンカか判断する5つのチェックポイント
1. 攻守が交代しているか?
遊び → どちらも攻撃・反撃する
ケンカ → 一方的、逃げる側が常に劣勢
2. 声の有無
● 遊び:ほぼ無音
● ケンカ:威嚇音・悲鳴・唸り声が出る
3. 爪や噛みつき方
● 遊び:爪をしまう/甘噛み
● ケンカ:爪を出す/強く噛む
4. やめられるかどうか
● 遊び:途中で休憩・毛づくろい
● ケンカ:興奮したまま止まらない
5. 終わった後の関係
● 遊び:普通に過ごす・同じ空間にいられる
● ケンカ:睨み合い・避ける・隠れる
遊びのじゃれ合いでも“危険サイン”がある
● 興奮しすぎて噛みつきが強くなる
● 一方が嫌がって逃げている
● 子猫がしつこく成猫に絡む
→ これらは遊びの延長でもトラブルにつながりやすい。
テンション管理や距離調整が必要。
本気のケンカが起きやすい原因
● 資源(ごはん・トイレ・寝る場所)の競争
● 性格の相性の不一致
● 遊びのテンション差
● 突然の環境変化(引っ越し・来客)
● 先住猫が不安を感じている
ケンカを防ぐための環境づくり
★1. 隠れ家・高い場所を増やして“逃げ場”をつくる
● キャットタワー ● 壁ステップ ● 箱 ● 押し入れ
★2. トイレとごはん場所を完全に別にする
● トイレ=猫数+1台 ● ごはん=視界が交わらない位置
★3. 子猫のエネルギー発散タイムを作る
● おもちゃで10〜15分しっかり遊ぶ
成猫・シニア猫との負担差を減らす効果あり。
★4. フェロモン製剤で不安を軽減する
● フェリウェイは特に多頭飼いに有効
じゃれ合いがケンカに発展したときの対応
● 大きな音で気をそらす(手を出さない)
● ケージや部屋で一時的に距離を取る
● 再度、導入ステップを短縮してやり直す
匂い → 音 → 姿 → 短時間対面
受診を検討すべきケース
● 噛み傷・爪傷がある
● ケガをかばって歩く
● 攻撃行動が急に強くなった
痛みや病気が原因の可能性も。
まとめ|じゃれ合いとケンカは“関係性のサイン”。正しく見極めて安全に暮らそう
遊びとケンカの違いは、
【攻守入れ替え】
【声の有無】
【爪と噛みつき】
【途中でやめられるか】
【終わった後の関係】
これらで判断できます。
じゃれ合いは猫同士のコミュニケーションで、
仲良しの証として見られることもあります。
しかし本気のケンカは危険で、
ストレス・ケガ・関係悪化につながるため、
早めの環境調整や距離の取り方が重要です。
猫たちが安心して暮らせる距離感を整え、
無理のない関係づくりをサポートしていきましょう。
