「先住猫が新入りのごはんを横取りしてしまう…」
「逆に、弱い性格の子が毎回取られてしまう」
「落ち着いて食べてくれない」
多頭飼いでは、ごはんの“横取り”はとてもよくあるトラブルです。
猫は食事に強い安心感を求める動物のため、
横取りされると強いストレスを感じ、
・食欲低下
・早食いによる嘔吐
・隠れて食べる
・攻撃行動
・粗相
などの問題につながることがあります。
逆に、横取りする側も“競争本能”や“嫉妬”が原因で
落ち着かない状態になっていることもあります。
この記事では、
● ごはんの横取りが起きる理由
● 食事トラブルを防ぐ正しい管理方法
● 多頭飼いで必ず必要な環境づくり
● 食べない子・食べすぎる子のケア
● 絶対にやってはいけないNG行動
をわかりやすく解説します。
ごはんの横取りが起きる理由
1. 資源(食事)の競争が本能的に起きてしまう
猫は食べ物を守る本能があり、早く・多く食べたい気持ちが強まりやすい。
2. 性格の違いによる力関係
・控えめな子
・臆病な子
・社交的すぎる子
は横取りされやすい。
3. 食事スペースが近すぎる
同時に食べても、視界が重なっていると不安や焦りが生まれる。
4. 食べるスピードが違う
早食いの猫は、食べ終わった後に他の猫の皿へ向かいやすい。
5. 飼い主の注目を奪いたい“嫉妬”
食事は愛情を感じる時間のため、嫉妬から横取り行動が起きることも。
横取りを防ぐ“正しい管理方法”
★1. 食事の場所を完全に分ける(最重要)
● 別の部屋・別の棚・視界が重ならない位置に置く
● ドアを閉めて別々に食べさせる方法も有効
猫は“安心して食べられる環境”が必要。
★2. 食事スペースに高低差をつける
● 高い棚の上 × 床 ● キャットタワー × テーブル上
物理的に距離があれば横取りしにくい。
★3. 食べるスピードの調整をする
● 早食いの猫には早食い防止ボウル
● 食べるのが遅い子は別室でゆっくり
★4. 与えるタイミングをズラす
● 興奮しやすい子 → 少し遅らせて与える
● ゆっくり食べる子 → 先にごはんを開始
★5. 食事中は必ず見守る(慣れるまでは必須)
横取りしかけたら軽く手でブロックする、
優しく声をかけるなどでケンカを防ぐ。
★6. 食事は“短時間で終わらせる習慣”をつける
食べ残しがあると、それをめぐって争いが起こる。
★7. 食べ分けが必要なときはケージを活用
● ダイエット中の猫 ● 子猫と成猫 ● シニア猫と活発な猫
など、食事内容が違う場合はケージ給餌が安心。
猫が安心して食べられる環境づくり
● トイレと遠い場所に食事スペースを置く
● 足音が響く場所・玄関付近は避ける
● 隠れ家や高い場所を近くに作ると“逃げ場”になる
食べない子・食べすぎる子への追加ケア
● 横取りされる子 → 落ち着ける専用スペースを作る
● 横取りする子 → 遊びでエネルギー発散
● 少食の子 → トッピングで興味を引きやすくする
● 肥満傾向の子 → ケージ給餌・時間制限
絶対にやってはいけないNG行動
● 横取りする猫を怒る・叱る
不安・嫉妬が悪化するだけで改善しない。
● 1つの皿で一緒に食べさせる
猫は“共有食”に向かない動物。
● 食べ残しを放置する
奪い合いや争いの原因。
● 罰として食事量を減らす
健康に悪く逆効果。
まとめ|ごはんの横取りは“環境調整”でほぼ防げる
横取りが起きるのは、
・食事スペースが近い
・性格差や力関係
・食べるスピードの違い
・嫉妬や不安
など、環境要因がほとんどです。
【正しい管理方法】
1. 食事場所を完全に分ける
2. 高低差をつけて配置
3. 食べるスピードを調整
4. タイミングをズラす
5. 必要ならケージ給餌
6. 食べ残しは放置しない
環境が整うと横取りは自然と減り、
猫たちは安心して食べられるようになります。
多頭飼いの“食事ストレス”を減らし、
毎日のごはん時間を平和な時間にしていきましょう。
