「最近、隠れる時間が増えた気がする」
「そわそわ歩き回って落ち着かない」
「新入り猫が来てから性格が変わったように感じる…」
多頭飼いでは、猫が隠れたり落ち着かなくなったりする行動が
“ストレスサイン”として現れやすくなります。
一見すると「ただの性格」「気分の問題」に見えますが、
実は猫が心の中で強い不安を抱えている可能性もあり、
放置すると以下のトラブルにつながることがあります。
・粗相
・食欲低下
・攻撃行動
・過剰グルーミング
・膀胱炎などの体調不良
この記事では、
● 隠れる・落ち着かない行動が増える理由
● ストレスのチェックポイント
● 多頭飼いならではの原因
● 今日からできる改善方法
● 受診すべきケース
をわかりやすく解説します。
隠れる・落ち着かない行動が増える理由
1. 新入り猫との距離が近すぎる
安心できる距離が確保されないと、
猫は本能的に隠れて身を守ろうとする。
2. 縄張りが侵されたと感じている
先住猫は自分の “生活ルート” が乱れることに敏感。
3. ごはん・トイレの競争が起きている
見えないストレスが積み重なって落ち着かなくなる。
4. 新しい匂いや音に慣れていない
匂いは猫にとって最重要情報。
慣れる前に距離を縮めると不安が増す。
5. 生活環境の変化(模様替え・来客・引っ越し)
6. 病気や体調不良が隠れている
特に、
・痛み
・吐き気
・発熱
・膀胱炎の違和感
などは“隠れて動かない”ことで表れる。
隠れる行動からわかるストレスサイン
● ごはんの時間になっても出てこない
● いつもと違う場所に隠れる
● 近づくと逃げる・ビクつく
● 過剰に毛づくろいをする
● トイレに行く回数が減る(隠れて我慢している)
多頭飼いならではの理由とチェックポイント
★1. 新入り猫のテンションが高すぎる
● 子猫がしつこい ● 遊びを強要される ● 常に追いかけられる
先住猫の性格に合わないと強いストレスに。
★2. 隠れられる場所が少ない
● 逃げ場がないと威嚇→隠れる→粗相が連続して起きやすい
★3. 高い場所が足りない
● 上下運動できる場所は“心の逃げ場”
★4. ごはんとトイレが近い・視界に入る
● 横取り・待ち伏せを気にして落ち着けない
今日からできる改善方法(即効性あり)
★1. 隠れ家・高い場所を増やす(最優先)
● 箱、キャリー、押し入れ、布で作る屋根 ● キャットタワー、棚上、壁ステップ
“逃げ場”ができると安心し、隠れる回数が減る。
★2. 新入り猫との物理的距離を一度広げる
● 仕切り・別室で距離を作る ● 見えない状態で過ごす時間を増やす
導入ステップを少し戻すのが効果的。
★3. ごはん・トイレの配置を見直す
● 両方とも、視界が重ならない場所へ ● トイレは猫数+1以上 ● ごはんは別々の部屋でもOK
★4. フェロモン製剤(フェリウェイ)を使う
● 不安をやわらげ、リラックスしやすくなる
★5. 先住猫の“特別時間”を作る
● 飼い主と1対1で過ごす ● ゆったり撫でる時間を増やす ● おやつを先住猫から先に与える
嫉妬や不安が軽減して行動が落ち着く。
★6. 部屋の動線を見直す
● 追い詰められやすい細い通路を避ける ● 入口を複数つくると逃げ場が増える
“落ち着かない”が続くときの追加ケア
● 遊びの時間を増やして発散する
● 見守りカメラでストレス源を特定する
● 猫同士の距離が近すぎるなら導入を完全に戻す
受診が必要なケース
● 隠れ続けて出てこない
● 食欲が落ちている
● 嘔吐・下痢・頻尿などの体調変化
● 歩き方が不自然・痛がる様子がある
ストレスと病気は同じ行動を見せるため、
異変を感じたら早めに受診がおすすめ。
まとめ|隠れる・落ち着かない行動は“猫からのSOS”
多頭飼いでは、隠れる・落ち着かない行動は
「距離が近すぎる」「環境が整っていない」ことが原因のことが多いです。
【見直すべきポイント】
1. 隠れ家・高い場所を増やす
2. 新入り猫との距離を広げる
3. ごはん・トイレの配置を再調整
4. 先住猫の安心スペースを優先
5. フェロモン製剤でサポート
6. 遊び・スキンシップでストレス軽減
環境を整えるだけで、猫の不安は大きく減り、
落ち着いた本来の性格が戻ってくることが多いです。
焦らず、猫たちが“安心して暮らせる距離感”をつくってあげましょう。
