「同じ家にいるのに、なかなか仲良くならない…」
「追いかけたり隠れたり、距離が縮まらない」
「どうすれば自然に仲良くなれるの?」
猫同士が仲良くなるために必要なのは、
“急に一緒にさせること”ではなく、
**適切な距離感と安心できる生活環境** を整えることです。
猫は本来、単独でテリトリーを持つ動物。
そのため、相手と急に距離を縮められるとストレスが溜まり、
威嚇・追いかけ・粗相などの問題行動につながります。
しかし、距離の取り方と環境づくりを正しく行えば、
多くの猫は自然と相手を受け入れ、穏やかな関係を築けるようになります。
この記事では、
● 猫同士の理想的な距離感とは?
● 仲良くなるために必要な生活環境
● 距離を縮めるためのステップ
● トラブルが起きたときの見直しポイント
● 絶対にやってはいけないNG対応
をわかりやすくまとめました。
多頭飼いで猫同士の関係を良くしたい方に必ず役立つ内容です。
猫同士に必要な“距離感”とは?
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1. 無理に近づかない“選べる距離”が大切
猫は安心を「自分で距離を決められること」で感じる。
距離を強制すると関係が悪化しやすい。
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2. 物理的距離(空間)と高さが重要
床だけでなく、高い場所=安全地帯を増やすことで
心理的な距離も縮まりやすくなる。
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3. 匂いによる距離感の調整が不可欠
匂いの共有は猫同士を“仲間”として認識する最初のステップ。
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4. 行動のズレを修正する時間が必要
・遊びの癖
・歩くテンポ
・休む場所
などが自然に合ってくるまで時間がかかる。
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猫同士が仲良くなるための生活環境の作り方
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★1. 隠れ家・逃げ場を必ず複数用意する
● 箱、キャリー、ベッド、押し入れなど
ストレスが溜まったとき、互いに距離を取りやすくなる。
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★2. 高低差のある空間をつくる
● キャットタワー ● 壁ステップ ● 棚の上のスペース
同じ部屋でも“別の領域”が作れて安心感が増す。
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★3. トイレとごはんは完全に別にする
● トイレは猫数+1台 ● ごはんは視界が重ならない場所に
資源争いは猫の関係を悪化させる最大要因。
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★4. 匂いづけを促して“仲間意識”を育てる
● タオル交換 ● ブランケット共有 ● フェロモン(フェリウェイ)
匂いが混ざり始めると距離が縮まりやすくなる。
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★5. 並行して過ごせる“ゆるい共同生活”をつくる
● 同じ部屋で別々にくつろげる時間を作る
● 無理に接触させない
近くにいても気にならない距離感が理想。
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距離を縮めるための具体的ステップ
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STEP1:隔離して匂い・音・気配に慣れさせる
STEP2:タオル交換や部屋交換で匂いの共有
STEP3:ケージ越しで短時間だけ対面
STEP4:短いフリー対面をくり返す(5〜10分)
STEP5:同じ部屋で“別々の活動”をできる時間を増やす
STEP6:自然に遊ぶ・近くで寝る日を待つ
焦らず、猫のペースに合わせることが重要。
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トラブルが起きたときの見直すべきポイント
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● 高さや隠れ家の数は十分か?
● ごはん・トイレが近すぎないか?
● 先住猫のケアが不足していないか?
● 新入り猫の遊びすぎ・興奮が強くないか?
● 匂いの共有が足りていないのでは?
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絶対にやってはいけないNG対応
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● いきなり同じ部屋に放つ
● 追いかけ行動を「遊び」と誤解して放置
● 威嚇する猫を叱る
● 一方の猫ばかり構う(嫉妬の原因)
● 距離を強制的に縮める
無理に仲良くさせようとすると逆効果。
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まとめ|猫同士は“安心できる距離”があるから仲良くなれる
猫が仲良くなるために必要なのは、
・無理に接触させない距離感
・逃げ場や隠れ家などの安心空間
・高さが選べる立体的な環境
・トイレやごはんを別々にした資源配慮
・自然と距離を縮めるための導入ステップ
です。
猫は自分のペースで距離を決められるときに、
相手を落ち着いて受け入れることができます。
焦らず、環境を整えながら見守ることで、
時間とともに“ほどよい関係”が育っていきます。
それこそが多頭飼い成功の最大のポイントです。
