「最近、シニア猫のトイレ失敗が増えてきた…」
「若い頃はなかったのに、どうして?」
年齢を重ねた猫は、体や心の変化によって
それまで完璧だったトイレ習慣が少しずつ乱れてしまうことがあります。
それは“しつけの問題”ではなく、
●身体機能の低下
●認知症の初期症状
●痛みや不調
●環境の使いづらさ
など、年齢ならではの理由が隠れていることがほとんど。
大切なのは、叱ったり不安になることではなく、
**猫が使いやすいトイレ環境へ優しく整えてあげること** です。
この記事では、シニア猫に特有のトイレ失敗の原因と、
今日からできるサポート方法をわかりやすく紹介します。
シニア猫のトイレ失敗が増える主な理由
足腰が弱り、トイレに「行きにくい・入れない」
高齢になると
●歩くスピードが遅くなる
●関節が痛む
●段差を嫌がる
などの身体的変化が起きます。
その結果、
●トイレに間に合わない
●段差をまたげなくて入れない
という「物理的な理由」で粗相が起きることがあります。
排尿や排便に痛みがある(泌尿器疾患・関節炎)
トイレ中の姿勢がつらくなると、
猫はトイレ自体を避けてしまい粗相につながります。
シニア猫に多い病気:
●慢性腎臓病
●膀胱炎
●尿石症
●甲状腺機能亢進症
●関節炎
どれも“トイレ行動の変化”として現れやすいです。
認知機能の低下(猫の認知症)
認知症のサインとして、
●トイレの場所がわからなくなる
●行動の段取りができなくなる
●目的の途中で忘れてしまう
などがあります。
これは決して“悪い子”なのではなく、脳の老化によるものです。
視力や聴力の低下でトイレを見つけにくい
暗い部屋や遠い場所のトイレが使いにくくなることがあります。
若い頃より冷えに弱くなる
冷たい床・寒い場所のトイレは避けるようになり、結果として粗相につながります。
シニア猫のトイレ失敗を減らすサポート方法
段差をなくした“バリアフリー仕様”のトイレにする
高齢猫に最適なトイレは以下の条件を満たすもの:
●入口が低い(3〜5cm)
●広くて動きやすい
●砂が適量で柔らかい
●出入りしやすい形状
「介護用トイレ」も市販されていますが、
浅めの箱+シートで代用する方法もあります。
トイレの数を増やす(特に広い家・多頭飼い)
歩く距離が減る高齢猫のために、
●寝床の近く
●リビング
●廊下
など、複数箇所にトイレを設置すると失敗が減ります。
トイレの位置は“暖かくて静か”が理想
シニア猫は寒さに弱いため、
冬の脱衣所や玄関など「冷える場所」は避けてください。
滑りにくいマットを敷いてあげる
足腰が弱るとツルツル床で踏ん張れず、排泄姿勢を保てなくなることがあります。
トイレ周りは“滑らない素材”にしてあげると安心です。
猫砂は柔らかいタイプを選ぶ
足に刺激の少ない猫砂は、シニア猫の負担を軽減します。
おすすめ:
●紙系
●細かい鉱物系
●おから系
逆に固い大粒砂は避けた方が無難です。
定期的な健康チェックで早期発見
粗相が増えた背景に“病気”が隠れていることは多いです。
受診の目安:
●トイレ回数の増減
●血尿
●排泄時の鳴き声
●水をよく飲む/逆に飲まない
●元気がない
シニア猫は年1〜2回の健康診断が推奨されます。
認知症の場合は“導線をシンプルにする”のが効果的
家具の配置を変えすぎない
トイレを必ず同じ場所に置く
迷いやすい場所に誘導マットを敷く
など、わかりやすい環境が助けになります。
こんなトイレ環境はシニア猫の失敗を増やすので注意!
入口が高いトイレ
足が上がらず入れない → 近くで粗相
となりやすいです。
暗い・寒い・うるさい場所
シニア猫は刺激や不快感に敏感になります。
砂が少なすぎる or 多すぎる
少なすぎる → 底が冷たい/汚れやすい
多すぎる → 掘れない/負担が大きい
適量(5~7cm)が理想です。
まとめ|シニア猫のトイレ失敗は“年齢のサイン”。環境調整で劇的に改善する
シニア猫のトイレ失敗は、しつけの問題ではなく
“できない・つらい・間に合わない”というサインであることがほとんどです。
●段差のないトイレ
●暖かく静かな場所
●砂の見直し
●トイレの数を増やす
●健康チェック
●導線をシンプルに
これらを整えるだけで、シニア猫の負担は大きく減り、
トイレの成功率はぐっと上がります。
年齢を重ねた猫が、安心して気持ちよく過ごせるように。
今日からできるサポートを少しずつ取り入れていきましょう。
