猫の困った行動はなぜ起きる?しつけの基本と考え方

しつけ

「なんでこんな行動をするの?」「どうして言うことを聞いてくれないの?」

猫の“困った行動”に悩む飼い主さんは多いですが、
実はそのほとんどが **猫が悪いからではなく、理由があって起きている行動** です。

● トイレの失敗
● 噛む・引っかく
● 夜中に走り回る
● 物を落とす
● ごはんをねだり続ける

これらは猫の本能・環境・ストレスが影響していることが多く、
正しい理解と対応をすれば無理なく改善できます。

この記事では、
● 困った行動が起きる根本的な理由
● 叱らないしつけの基本
● 行動改善のための実践ステップ
● やってはいけないNG対応
を分かりやすく解説します。

猫の気持ちを理解し、ストレスのない暮らしを目指しましょう。

猫の困った行動は「理由」がある

1. 本能からくる自然な行動

猫の多くの行動は「本能的に必要」なものです。

例:

噛む・狩りごっこ(捕獲本能)

爪とぎ(マーキング・ストレス発散)

高い場所に登る(安全確認)

夜に活発になる(夜行性の名残)

= 悪気があるわけではありません。

2. ストレスや環境の問題

以下のような時、困った行動が増えます。

トイレ環境が合わない

運動不足

退屈

騒音や来客

引っ越し・新入り猫

行動は「ストレスのサイン」であることも。

3. 体調不良が隠れているケース

猫は病気を隠すため、行動でサインを出します。

例:

トイレの失敗 → 膀胱炎・関節痛

攻撃的になる → 痛み・不安

食べない → 口内炎・腎臓病

“いつもと違う行動”が続く時は病院へ。

4. 飼い主の行動を学習してしまう

猫は人の反応を観察し、
「鳴けば構ってくれる」「物を落とすと来てくれる」
などと行動を強化してしまうことも。

猫のしつけの基本|叱らないことが最短ルート

1. 叱っても行動は直らない

猫は「自分の行動を叱られている」とは理解できません。

叱ると…

人が怖くなる

信頼関係が壊れる

余計にストレスで悪化する

改善どころかマイナスになることも。

2. 正しいしつけは“環境づくり”が中心

猫を変えるのではなく、
猫が成功しやすい環境を整えることが重要。

例:

爪とぎの場所を増やす

静かなトイレ環境

高い場所に登れる棚を作る

猫の本能を満たすだけで困った行動が激減します。

3. 良い行動を褒めることで習慣化する

猫は「良いことが起きた行動を繰り返す」習性があります。

● トイレできた
● 爪とぎを使った
● 落ち着いて座っている

→ おやつ・声かけで褒めると学習します。

4. 一貫性のあるルールを作る

“今日はダメだけど、明日はOK”
では猫が混乱してしまいます。

困った行動別の改善ポイント

1. トイレの失敗

問題行動ではなく、理由が必ずあります。

主な原因:

トイレが汚い

砂が合わない

病気(膀胱炎・痛み)

ストレス

→ トイレ環境の見直し+病気チェックが最優先。

2. 噛む・引っかく

● 遊びが足りない
● ストレス
● 社会化不足

【対策】

猫じゃらしで十分に遊ぶ

爪とぎ設置

無視して行動を強化しない

3. 物を落とす・いたずら

退屈+飼い主の注目を得ている可能性。

【改善】

高い場所の整理

インタラクティブ玩具の導入

無視して反応を見せない

4. 夜中に走り回る

本能+日中の運動不足が原因。

【改善】

就寝前に10分〜15分遊ぶ

昼間の刺激を増やす

食事スケジュールを調整する

やってはいけないNGしつけ

1. 大声で叱る・叩く

逆効果で信頼関係が壊れます。

2. 鼻を押しつける(粗相)

猫に罪悪感の概念はなく、恐怖心を植えつけるだけ。

3. 長時間の罰や閉じ込め

ストレスで行動が悪化。

まとめ|困った行動は“猫からのメッセージ”

猫の困った行動は、
● 本能
● ストレス
● 病気
● 環境
● 飼い主の反応の学習
といった理由によるものがほとんどです。

叱るのではなく、
「なぜこの行動が起きたのか?」
を考えることで、根本から改善できます。

● 環境を整える
● 本能を満たす
● 良い行動を褒める
● 病気を疑う

この4つが猫のしつけの基本です。

猫の気持ちに寄り添いながら、
飼い主も猫もストレスの少ない暮らしを目指しましょう。

◆最後に…
猫の「しつけ」に関するトラブルは、環境の変化や飼い主との関わり方、猫自身の性格などが影響しているケースが少なくありません。

一つひとつの原因を見直し、猫の気持ちに寄り添った対応を続けることで、行動が落ち着いてくることも多いです。

無理に叱ったり矯正しようとせず、改善が見られない場合や不安が強いときは、獣医師や行動学に詳しい専門家へ相談することも検討してみてください。
しつけ
nekomaruをフォローする