猫に粗相を布団でされた!洗い方と臭いを消す方法

トイレ

「えっ…布団の上でおしっこ!?」
朝起きたとき、あるいは帰宅したときに布団が濡れているのを見つけると、驚きとショックで胸がぎゅっと苦しくなりますよね。
洗濯の手間もあるし、「なんでこんなことするの…?」と落ち込んでしまう方も多いはずです。

でも大丈夫。猫が布団で粗相をしてしまうのには、必ず理由があります。
そして原因をひとつずつ見直せば、再発を防ぐこともできます。

この記事では、猫が布団で粗相する主な理由と、正しい布団の洗い方・臭いの消し方をわかりやすく解説します。
「また同じことが起きたらどうしよう…」という不安が、少しでも軽くなりますように。

猫が布団で粗相してしまう主な原因

猫が布団の上でおしっこをしてしまうのは、決して“嫌がらせ”ではありません。
そこには、猫なりの不安や体調の変化が隠れていることがあります。

1. 飼い主のにおいがついているから安心してしまう

布団は飼い主さんのにおいが強く、猫にとっては“とても安心できる場所”。
不安やストレスがあると、落ち着く場所で排泄してしまうことがあります。

2. トイレの環境に不満がある

トイレの砂・におい・場所などに不満があると、より快適な布団へと向かってしまうことがあります。

3. トイレが汚れている

少しでも汚れが残っていたり、イヤなにおいがすると、猫は他の場所で排泄してしまいます。

4. ストレスや環境変化

引っ越し・来客・新しい猫・家具の移動など、生活の変化が重なると、布団という“安全な場所”で粗相してしまうことがあります。

5. 病気(膀胱炎・尿路結石など)の可能性

痛みや不快感があると、猫は「ここなら安心できる」と感じる場所で排泄しがちです。
布団は柔らかく、体勢が取りやすいという理由から選ばれやすいのです。

こんな症状があれば危険!すぐ受診すべきサイン

● おしっこが出ていない/何度もトイレに行く

尿路閉塞の可能性があり、緊急対応が必要です。

● 血尿・赤いしぶきがある

膀胱炎・尿路結石の典型的症状です。

● 排尿時に鳴く・痛そうにしている

強い痛みが出ている可能性があります。

少しでも「いつもと違う」と感じたら、迷わず病院へ。早めの診察が猫ちゃんの安心につながります。

布団の正しい洗い方と臭いを消す方法

● まずは叱らないこと

叱ると「布団=怖い」と覚えてしまい、さらに隠れて排泄する原因になります。

● おしっこの水分を吸い取る

タオルで上から押さえて、水分をしっかり吸い取ります。こすらないでください。

● 酸素系漂白剤+ぬるま湯でつけ置き

においの元であるタンパク質が分解され、臭いが残りにくくなります。
塩素系は布団を痛めるのでNG。

● 洗濯機で布団モードを使用

可能なら洗濯機へ。丸洗いできない布団はコインランドリーが確実です。

● 天日干しでしっかり乾燥

天日干しはニオイ分解に最適。完全乾燥がカビ予防にもなります。

● 消臭スプレーは“猫用”を必ず使用

市販消臭剤の中には猫に有害な成分が入っているものも。
ペット専用の消臭剤なら安全で効果も高いです。

再発を防ぐための予防策

● トイレは清潔に、使いやすく

砂を深めに入れる、入り口が広いタイプにするなど工夫すると、布団よりトイレを選びやすくなります。

● 布団を守るために防水シーツを使う

粗相が続く期間だけでも、防水シーツや洗える布団カバーを使うと安心です。

● ストレスを減らす環境づくり

安心できる寝場所を増やす、隠れ家を用意するなど“安心の量”を増やしましょう。

● 健康チェックを習慣にする

膀胱炎・尿路結石は再発しやすい病気です。
定期的にトイレ回数や様子を観察しておくことが予防になります。

まとめ|布団の粗相はサイン。原因を知れば改善できます

猫が布団で粗相してしまうと、とてもショックですよね。
でも、それは猫ちゃんが「困っているよ」と伝えているサインです。

原因をていねいに見直し、トイレ環境やストレスケアを整えてあげれば、必ず改善につながります。
布団のにおいも、正しい洗い方をすればきれいに落とせます。

焦らず、できることから少しずつ。
あなたの優しいサポートで、猫ちゃんもきっと安心して過ごせるようになりますよ。

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