「うちの猫、よく吐くけど大丈夫なの…?」
「毛玉だと思っていたけど、最近回数が多い気がする」
猫が吐くこと自体は珍しくありません。
毛玉を出すために自然な反応として吐くこともあります。
しかし、**吐く頻度が増えたり、吐く色や内容が変わった場合は要注意**です。
とくに、
●黄色
●緑色
●赤色
●黒っぽい
などの嘔吐は、体の不調や危険な病気のサインであることも。
この記事では、猫が吐く主な原因と、**色別に見分ける危険サイン**、
さらに **受診の目安と家庭でできる対処法** をわかりやすくまとめました。
「よく吐くけど何が原因かわからない…」と不安な飼い主さんの参考になれば幸いです。
猫がよく吐く主な原因とは?
毛玉(ヘアボール)
最も一般的な原因。
グルーミングで飲み込んだ毛が胃に溜まり、吐き出して調整します。
●長毛種
●換毛期
●毛づくろいが多い猫
は特に起こりやすいです。
食べすぎ・早食い
ドライフードを勢いよく飲み込む猫は、直後に吐くことがあります。
「食後すぐの嘔吐」が頻発する場合はコレが原因。
空腹時間が長すぎる(胆汁嘔吐)
胃が空の状態が長いと、黄色い液体(胆汁)を吐くことがあります。
朝方に多いのが特徴。
食物アレルギー・胃腸炎
ある特定の食べ物が体に合わないと、慢性的な吐き気が続くことも。
ストレス
環境の変化や多頭飼いのトラブルが原因で吐く猫もいます。
危険な病気の可能性
以下の病気では嘔吐が症状として現れます。
●腸閉塞
●腎臓病
●肝臓病
●膵炎
●糖尿病
●感染症
●中毒
嘔吐+元気がない場合は要注意。
猫が吐いた“色”でわかる危険サイン
白い泡(比較的軽度のことが多い)
原因:
●空腹
●胃酸過多
●軽い胃炎
ただし、頻発する場合は病院へ。
黄色(胆汁)→ 胃腸トラブルや空腹時間が長い
黄色い液体は胆汁。
空腹嘔吐のほか、胃炎・腸炎でも見られます。
●毎朝吐く
●食欲が落ちている
→ 受診推奨
茶色・コーヒー色 → 要注意!消化された血液の可能性
胃や腸での出血が疑われます。
すぐに動物病院へ。
緑色 → 腸の内容物・重い病気のサイン
腸閉塞や胆汁逆流の可能性があり、緊急性が高い色です。
赤色(血が混じる)→ 緊急受診
吐血が疑われます。
●胃潰瘍
●腫瘍
●重度の感染症
など重大な病気の可能性。
茶色の未消化フード → 消化不良
胃腸が弱っているときに多い。
頻発する場合は食事の見直しが必要。
毛玉混じり → 毛球症のリスク
毛玉がうまく排出されないと腸閉塞の危険も。
受診の目安(病院へ行くべきケース)
短時間に何度も吐く
連続嘔吐は重大な異常のサイン。
24時間以上吐き続ける
脱水が進むため必ず受診。
血が混じっている・色が黒・緑・赤
胃腸出血・中毒の疑いがあり緊急性あり。
食欲がない・水も飲まない
胃腸以外の病気の可能性も高いです。
お腹が張っている、苦しそうにしている
腸閉塞や膵炎など命に関わる状態のことも。
子猫・シニア猫・持病持ちは早めに受診
体力が低いため早期治療が必要。
家庭でできる対処法(緊急でない場合)
食事の量を少なくし、回数を増やす
早食い・空腹嘔吐に効果的。
ウェットフードを取り入れる
水分量が増えて胃腸に優しくなります。
毛玉対策を行う
●グルーミング頻度を増やす
●毛玉ケアフードを使用
●ラキサトーンなどの毛玉排出補助剤
ストレス要因を減らす
環境の変化・騒音・相性の悪い猫なども吐く原因に。
お皿の高さを変える(吐き戻し軽減)
食器を少し高くすると、フードを飲み込みやすくなります。
吐いた内容物を“記録する”ことが診断の助けになる
獣医師に見せるべき情報:
●吐いた時間
●回数
●色
●内容物
●食欲や元気の有無
●下痢との併発の有無
スマホで写真を撮っておくと診察がスムーズです。
まとめ|猫の嘔吐は色と頻度で危険度がわかる。早期対応が命を守る
猫が吐くのは珍しいことではありませんが、
回数・色・様子によっては“緊急の病気サイン”の可能性があります。
●白 → 胃酸・空腹
●黄 → 胆汁(胃腸トラブル)
●緑 → 腸閉塞の可能性(危険)
●赤 → 出血(緊急)
●黒・茶 → 消化された血液(要受診)
●毛玉混じり → 毛球症注意
特に、元気がない・食べない・続けて吐く場合は早めの受診が最重要です。
猫の嘔吐は、早めに気づくことで治療が早まり、
猫の負担を大きく減らすことができます。
不安なときは迷わず病院へ相談し、大切な猫の健康を守ってあげましょう。
