「うんちが何日も出ていない…」
「硬いうんちばかりで、トイレ中に苦しそう…」
猫の便秘は珍しいことではありませんが、放置すると
●食欲低下
●嘔吐
●お腹の張り
●腸閉塞
など重い症状につながることもあります。
特に便秘を繰り返す“便秘体質の猫”にはいくつか共通点があり、
その特徴を知ることで早めの対策ができるようになります。
この記事では、
● 便秘になりやすい猫の特徴
● 便秘の原因
● 自宅でできる改善方法
● 危険な便秘のサインと受診の目安
をわかりやすくまとめました。
愛猫の健康維持のために、今日からできることを一緒に見ていきましょう。
便秘が多い猫の特徴とは?
1. 水をあまり飲まない猫
猫はもともと水分摂取が少ない動物。
特に水をほとんど飲まない猫は便が固くなりやすく、便秘が起こりやすい傾向があります。
2. シニア猫(7歳以上)
加齢により腸の動きが弱くなったり、運動量が減ることで便秘を起こしやすくなります。
3. 長毛種の猫
毛づくろいが多く、飲み込む毛が増えることで腸の動きを妨げることがあります。
4. 運動不足の猫
室内生活で運動量が少ないと腸の動きも鈍くなり便秘につながります。
5. 体が硬い・関節が痛い猫
高齢猫や関節炎の猫はトイレの姿勢が辛く、我慢して便秘を悪化させることがあります。
6. ストレスを感じやすい猫
環境の変化、新入り猫、騒音などのストレスで排便を我慢することがあります。
便秘の主な原因
1. 水分不足
最も多い原因。
飲水量が少ないと便が硬くなり排泄が難しくなります。
2. 食事の問題(繊維不足・消化性の低いフード)
● 繊維が少ない
● 脂質が低すぎる
● グレインフリーで便が硬くなる
などのケースがあります。
3. 毛玉の蓄積
長毛種だけでなく短毛種でも起こります。
毛が腸の動きを妨げるため便秘の原因に。
4. 運動不足
腸は動かすことで働くため、運動不足は便秘の大きな原因。
5. 病気による便秘
以下の病気にも注意が必要です。
腎臓病(脱水で便が硬くなる)
脱水症状
巨大結腸症(慢性の重度便秘)
神経異常
病気が背景にある場合は早期治療が必要です。
家庭でできる便秘の改善方法
1. 水分補給を増やす工夫をする
自動給水器に変える
水皿を増やす
プレミアムウェットを取り入れる
スープ状の食事にする
水分が増えるだけで便秘が改善する猫は多いです。
2. ウェットフード・スープを積極的に使う
ドライ中心の猫は特に効果的。
便を柔らかくし、排便がしやすくなります。
3. 食物繊維(可溶性・不溶性)を適度に増やす
● 毛玉ケアフード
● 便秘対策フード
● 繊維を含む猫用サプリ
繊維は便にボリュームを作り、腸の動きを助けます。
4. 運動時間を増やす
遊ぶ時間を1日10〜15分でも増やすと腸の動きが改善します。
5. 毛玉対策をする
ブラッシング
毛玉ケアフード
ラキサトーン(毛玉除去剤/獣医師推奨時)
毛が詰まっている場合は特に重要。
6. トイレ環境を見直す
● トイレの数を増やす(頭数+1が理想)
● 出入りしやすい浅型トイレ
● 清潔な砂
高齢猫には段差の少ないトイレが◎。
7. 少量のオリーブオイル・乳酸菌を使う(獣医師推奨の範囲で)
猫用乳酸菌は腸内環境を整える
オイルは便をやわらかくする場合も
※必ず少量、または獣医師の判断で。
病院へ行くべき便秘のサイン
【すぐ受診】
● 3〜4日以上うんちが出ない
● お腹がカチカチに張っている
● 嘔吐がある
● 食欲が落ちている
● ぐったりしている
● 血のついた便が出た
【当日〜翌日までに受診】
● 硬い便を力んでも出ない
● 便秘が何度も繰り返す
● 高齢猫で便秘が増えてきた
【経過観察でもOK】
● 1〜2日出ていないが元気・食欲はある
(ただし継続する場合は必ず受診)
まとめ|便秘は早期ケアで改善できる。繰り返す場合は病院へ
便秘が多い猫には「飲水量の少なさ」「運動不足」「毛玉」「高齢化」などの特徴があります。
家庭でできる対策としては、
● 水分補給を増やす
● ウェット食を活用
● 食物繊維を取り入れる
● 毛玉対策
● トイレ環境の改善
● 運動を増やす
などが有効です。
しかし、3日以上出ない・嘔吐を伴う・元気がない場合は、
腸閉塞や巨大結腸症など重い疾患の可能性もあるため早めの受診が必要です。
便秘は放置しなければ改善できる症状です。
毎日の様子を観察し、負担なく排便できる環境づくりをしてあげましょう。
