「シニアになってから食べる量が減った…」
「好きだったごはんにも反応しないのが心配」
7歳を過ぎた猫は“シニア期”に入り、
体の変化とともに食欲が自然と落ちてくることがあります。
しかし、
●
- 加齢
- 病気
- ストレス
- 口の痛み
など原因はさまざまで、放置すると体重減少や脱水、筋力低下につながることも。
大切なのは、
**無理に食べさせるのではなく、「食べやすい環境」を整えてあげること**。
この記事では、
- シニア猫が食欲低下する原因
- 家庭でできる食欲回復の工夫
- 危険なサインと受診目安
を分かりやすくまとめました。
老猫が穏やかに食事を楽しめるよう、早めのケアが鍵になります。
シニア猫の食欲が落ちる主な原因
嗅覚の低下(匂いを感じづらい)
猫は“匂いで食欲が湧く”動物。
シニアになると嗅覚が弱くなり、食べたい気持ちが起きにくくなります。
口の中の痛み(口内炎・歯周病)
老猫の多くが抱える問題。
食べたいのに痛くて食べられないケースが非常に多いです。
胃腸の機能低下
消化能力が落ちるため、
●
- 少し食べただけで満腹
- むかつき
- 便がゆるい
といった症状が出ることも。
腎臓病・甲状腺・心臓などの持病
シニア猫に多く、食欲低下が最初のサインになることも。
痛み・関節炎による姿勢の問題
首や腰が痛いと、食器の高さが合わず食べづらくなります。
精神的ストレス
- 新入り猫
- 環境の変化
- 音
なども老猫には大きな負担です。
シニア猫の食欲を取り戻すための対処法
フードを温めて香りを強める
ウェットフードを5〜10秒だけ温めると香りが立ち、食欲UP。
ウェットフード・スープタイプを増やす
柔らかく食べやすい・水分補給にもなるため、シニア向けに最適。
食器を高くして姿勢を楽にする
関節が痛い猫には、
- 台に置く
- 高さのある食器
が食べやすくておすすめ。
少量をこまめに与える(1日3〜5回)
一度にたくさんは食べられないため、回数を増やすことで摂取量を確保できます。
香りの強いトッピングを少量使う
例:
- かつお節(少量)
- スープタイプの総合栄養食
- ちゅ〜る少量混ぜ
「食べ始め」のきっかけ作りに効果的。
フードの種類を見直す(シニア用・腎臓ケアなど)
年齢と体調に合ったフードが必要です。
静かで安心できる場所で食べさせる
大きな音・他猫の視線は老猫にはストレスに。
別室や安全なスペースが効果的。
飲水量を増やす工夫をする
食欲低下時は脱水しやすいので、
- 自動給水器
- ウェット併用
- スープご飯
などを活用。
それでも食べないときに疑うべきこと
口内炎・歯周病
最も多い原因。
口の中を触られるのを嫌がる・ヨダレが多い場合は要注意。
腎臓病の悪化
老猫に特に多く、食欲低下が初期症状のことも。
膵炎・胃腸炎
便秘(老猫に多い)
お腹が苦しくて食べられないことがあります。
5. 強いストレスや環境の変化
病院へ行くべき目安
【すぐ受診】
- 24時間以上ほぼ食べない
- 水も飲まない
- 嘔吐・下痢が続く
- ぐったりして動かない
- 呼吸が荒い
【当日〜翌日までに受診】
- 数日間、明らかな食欲低下が続く
- 急に痩せてきた
- 持病のあるシニア猫の食欲不振
まとめ|シニア猫は“食べやすい環境づくり”が食欲回復の鍵
シニア猫の食欲低下は、
加齢による変化から病気まで多くの原因があり、早めの対処が重要です。
- フードを温める
- ウェットやスープで水分補給
- 少量をこまめに
- 食器の高さを調整
- 静かな場所で食事
- 香りづけで食べ始めを助ける
これらの工夫で食欲が戻ることは多いですが、
24時間以上食べない・ぐったりしている場合は必ず受診が必要です。
老猫が安心して食べられる環境を整え、
毎日の食事をサポートしていきましょう。
