シニア猫の食欲が落ちたときの対処法

健康

「シニアになってから食べる量が減った…」
「好きだったごはんにも反応しないのが心配」

7歳を過ぎた猫は“シニア期”に入り、
体の変化とともに食欲が自然と落ちてくることがあります。

しかし、

  • 加齢
  • 病気
  • ストレス
  • 口の痛み

など原因はさまざまで、放置すると体重減少や脱水、筋力低下につながることも。

大切なのは、
**無理に食べさせるのではなく、「食べやすい環境」を整えてあげること**。

この記事では、

  • シニア猫が食欲低下する原因
  • 家庭でできる食欲回復の工夫
  • 危険なサインと受診目安

を分かりやすくまとめました。

老猫が穏やかに食事を楽しめるよう、早めのケアが鍵になります。

シニア猫の食欲が落ちる主な原因

嗅覚の低下(匂いを感じづらい)

猫は“匂いで食欲が湧く”動物。
シニアになると嗅覚が弱くなり、食べたい気持ちが起きにくくなります。

口の中の痛み(口内炎・歯周病)

老猫の多くが抱える問題。
食べたいのに痛くて食べられないケースが非常に多いです。

胃腸の機能低下

消化能力が落ちるため、

  • 少し食べただけで満腹
  • むかつき
  • 便がゆるい

といった症状が出ることも。

腎臓病・甲状腺・心臓などの持病

シニア猫に多く、食欲低下が最初のサインになることも。

痛み・関節炎による姿勢の問題

首や腰が痛いと、食器の高さが合わず食べづらくなります。

精神的ストレス

  • 新入り猫
  • 環境の変化

なども老猫には大きな負担です。

シニア猫の食欲を取り戻すための対処法

フードを温めて香りを強める

ウェットフードを5〜10秒だけ温めると香りが立ち、食欲UP。

ウェットフード・スープタイプを増やす

柔らかく食べやすい・水分補給にもなるため、シニア向けに最適。

食器を高くして姿勢を楽にする

関節が痛い猫には、

  • 台に置く
  • 高さのある食器

が食べやすくておすすめ。

少量をこまめに与える(1日3〜5回)

一度にたくさんは食べられないため、回数を増やすことで摂取量を確保できます。

香りの強いトッピングを少量使う

例:

  • かつお節(少量)
  • スープタイプの総合栄養食
  • ちゅ〜る少量混ぜ

「食べ始め」のきっかけ作りに効果的。

フードの種類を見直す(シニア用・腎臓ケアなど)

年齢と体調に合ったフードが必要です。

静かで安心できる場所で食べさせる

大きな音・他猫の視線は老猫にはストレスに。

別室や安全なスペースが効果的。

飲水量を増やす工夫をする

食欲低下時は脱水しやすいので、

  • 自動給水器
  • ウェット併用
  • スープご飯

などを活用。

それでも食べないときに疑うべきこと

口内炎・歯周病

最も多い原因。
口の中を触られるのを嫌がる・ヨダレが多い場合は要注意。

腎臓病の悪化

老猫に特に多く、食欲低下が初期症状のことも。

膵炎・胃腸炎

便秘(老猫に多い)

お腹が苦しくて食べられないことがあります。

5. 強いストレスや環境の変化

病院へ行くべき目安

【すぐ受診】

  • 24時間以上ほぼ食べない
  • 水も飲まない
  • 嘔吐・下痢が続く
  • ぐったりして動かない
  • 呼吸が荒い

【当日〜翌日までに受診】

  • 数日間、明らかな食欲低下が続く
  • 急に痩せてきた
  • 持病のあるシニア猫の食欲不振

まとめ|シニア猫は“食べやすい環境づくり”が食欲回復の鍵

シニア猫の食欲低下は、
加齢による変化から病気まで多くの原因があり、早めの対処が重要です。

  • フードを温める
  • ウェットやスープで水分補給
  • 少量をこまめに
  • 食器の高さを調整
  • 静かな場所で食事
  • 香りづけで食べ始めを助ける

これらの工夫で食欲が戻ることは多いですが、
24時間以上食べない・ぐったりしている場合は必ず受診が必要です。

老猫が安心して食べられる環境を整え、
毎日の食事をサポートしていきましょう。

◆最後に…
猫の「健康」に関する不調や変化は、年齢や体質、生活環境など、さまざまな要因が重なって起きていることが少なくありません。

日頃から猫の様子をよく観察し、食事やトイレ、行動の変化に気づくことで、早めに対処できるケースも多いです。

ただし、症状が続く場合や「いつもと違う」と感じたときは、自己判断せず、早めに動物病院で獣医師に相談することが大切です。
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