水をよく飲む・飲まないときの理由と病気のサイン

健康

「最近やたら水を飲む気がする…」
「逆に、水をほとんど飲んでいないようで心配…」

猫の“飲水量の変化”は、体の異常を見つけるとても重要なサインです。
猫は普段あまり水を飲まない動物ですが、

● 急に飲む量が増える
● まったく飲まなくなる

といった変化は、病気の初期症状であることも少なくありません。

この記事では、
● 水をよく飲むときに考えられる理由と病気
● 水を飲まないときに疑うべき問題
● 行動チェックポイント
● 受診の目安
をわかりやすくまとめました。

普段の様子と比べながら、愛猫の異常に早く気づくための参考にしてください。

猫の「水をよく飲む」状態で考えられる理由

1. 気温上昇・乾燥など環境要因

季節や室内環境で水分量が増えることがあります。

【よくある自然な増加】

夏の暑さ

部屋の乾燥

運動量の増加

ウェット → ドライに変更

自然な範囲であれば問題ありません。

2. フード変更で喉が渇きやすくなる

ドライフードへの切り替えや、塩分が多いおやつを与えた場合は飲水量が増えます。

3. 病気のサインの場合(重要)

● 腎臓病(シニア猫に最も多い)

腎臓が弱ると体が水分を再吸収できず、
「大量に飲む」→「大量に尿が出る」状態になります。

【サイン】

水皿がすぐ空になる

尿の量が多い

体重が減る

● 糖尿病

血糖値が高いことで脱水が起き、たくさん水を飲むようになります。

● 甲状腺機能亢進症

高齢猫に多く、代謝が異常に上がることで喉が渇きやすくなります。

● 膀胱炎・尿路結石

痛みを和らげようと水をよく飲む猫もいます。

猫の「水を飲まない」状態で考えられる理由

1. 食事で水分を十分にとっている

ウェットフード中心の猫は、皿から水を飲まなくても問題ない場合があります。

2. 水が古い・器が気に入らない

猫は匂いに敏感なため、

置きっぱなしの水

プラスチック臭

場所が落ち着かない

などが飲まない原因に。

3. 環境ストレスで飲まない

来客・騒音・新入り猫などで水を飲みづらくなることがあります。

4. 病気が隠れていることも

● 口内炎・歯の痛み

飲むときに口がしみて痛い場合、飲水を避けます。

● 脱水による体調悪化

「飲めない」状態に陥っている危険性あり。

● 腎不全の末期

まったく水を飲まないケースも。

● 発熱のとき

体調不良で水を飲む気力がわきません。

すぐにチェックしたいポイント

1. 尿量は増えている?減っている?

飲水量とセットで確認するのが重要。

水をよく飲む × 尿が多い → 腎臓病の可能性

飲まない × 尿が少ない → 脱水・閉塞の危険

2. 食欲はあるか

食欲低下+飲まない → 危険度が高い。

3. 嘔吐・下痢はないか

脱水が進みやすく早めの対処が必要。

4. 元気・体重・毛並みの変化

ゆっくりした変化=慢性病
急な変化=胃腸炎・膵炎・閉塞などの可能性。

家庭でできる対処法(緊急性がない場合)

1. 新鮮な水を複数箇所に置く

猫は流れる水・きれいな水を好みます。

2. 自動給水器を使う

流れる水が好きな猫には大変効果的。

3. 水皿の素材を変える

陶器・ガラス・ステンレスは猫に人気。

4. ウェットフードやスープを活用

水を飲まない猫でも“食べながら水分補給”ができます。

5. お気に入りの場所に水を置く

寝床や通り道に置くと飲む量が増えることがあります。

病院へ行くべき判断基準

【すぐ受診】

● まったく飲まない(12〜24時間)
● 水を異常に飲む+尿が多い
● 元気がない・ぐったり
● 嘔吐を繰り返す
● 尿が出ない(緊急)
● 下痢+飲まない(脱水危険)

【当日〜翌日以内に受診】

● 飲む量が数日増え続ける
● 高齢猫の飲水量の変化
● 食欲が落ちている

まとめ|飲水量の変化は病気発見の大切なサイン

猫は普段大きく飲水量を変えないため、
「よく飲む」「飲まない」の変化は体からの重要なサインです。

● 水をよく飲む → 腎臓・甲状腺・糖尿病の可能性
● 水を飲まない → 口の痛み・脱水・発熱などの可能性

飲水量と尿の量をセットで観察することが早期発見につながります。

少しでも異常を感じたら早めの受診が安心。
普段の飲水量を知っておくと、異変にすぐ気づけるようになります。

◆最後に…
猫の「健康」に関する不調や変化は、年齢や体質、生活環境など、さまざまな要因が重なって起きていることが少なくありません。

日頃から猫の様子をよく観察し、食事やトイレ、行動の変化に気づくことで、早めに対処できるケースも多いです。

ただし、症状が続く場合や「いつもと違う」と感じたときは、自己判断せず、早めに動物病院で獣医師に相談することが大切です。
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